フダポスTOP  >  PSコラム  >  ~その5~リゼロがヒットした要因の検証と、今後の運用を考察する
2019-05-21
投稿者
  
涌嶋 士郎
  
~その5~リゼロがヒットした要因の検証と、今後の運用を考察する
こんにちは!ワクワクランドの涌嶋士郎です。

昨日5月20日は、再々販売分のリゼロ約15,000台が全国のホール様に納品設置されました。
本日現在でリゼロの設置台数は全国で約30,000台程度でしょうか!?
今後、7月21日に再再々販売分として約25,000台程度が納品される見込みです。
そうなると約55,000台程度でお盆商戦を迎えることになりそうです。

リゼロの稼働貢献は3月4日から始まり7月22日以降からは第21週目への突入となり、8月18日のお盆明けからは第25週目に突入していきます。
一般的に稼働貢献を全国平均イン枚数と仮定するのならば、イン枚数が約9,000枚を割り込む時が稼働貢献終了の目安でしょうか!?(5月中旬現在で、約17,000枚)

今回は、リゼロの稼働貢献が今後いつまで続くのか!?といった予想よりも、何故?ここまで稼働貢献をしたのかを検証することで、今後はどのような運用・活用が求められるかを考察していきたいと思います。


◎先ず、リゼロがヒットした要因として考えられるいくつかのポイントを挙げてみました。

① 純増枚数:約8.0枚/G

② 減少区間なし

③ 高平均TY

④ 用意周到な通常時~AT中~終了後

⑤ 超人気の新規コンテンツ

⑥ 供給台数が少なかった

これらをまとめると、純増8.0枚/Gのスピード感と減少区間を挟まないストレスフリーで一気に1,000枚超獲得できる爽快感と出玉感は、かつて類を見ない体験としてプレイヤーに与えた影響は計り知れなかったのではないでしょうか!?

解析が進むにつれ、モード別の天井ゲーム数が判明すると、一層止めにくいモード別天井の存在や、AT終了後200G間のほぼ無当選区間を打たせる工夫(ポイント高確率状態)などは驚嘆に値します。
そして若年層に訴求効果の高いコンテンツを新たに採用したことで初動が顕著にあらわれました。(全国平均初日イン枚:約25,800枚)
もちろん販売台数が8,000台と希少だった点も大きく影響しているでしょう。


◎今後の運用について

リゼロのAT終了後200G間がほぼ無当選状態となっているのは、保通試験対策で高設定域の短期出玉規制(400G/220%未満)を回避するためであり、低設定(出玉率99.9%未満)は、その規制自体を無効化しているので関係がありません。(低設定では、400Gで220%未満をクリアしている)

何が言いたいかというと低設定(設定①)と高設定(設定⑥)は設定がはっきりと判別しやすいという点です。
つまり、今後の運用で気をつけなければならない点として、設定①を常用するとAT初当り確率から設定が容易にバレ、コイン単価も急激に上昇することから稼働低下が顕著に表れると思われます。

設定示唆要素が豊富で出現率の高い本機を上手く運用するには、設定①の投入は極力避けて偶数設定②④をベースに組み合わせることが基本スタイルになると思います。(設置台数が倍になる段階なので、競合店と設定運用での競争も始まります)

元々が現金投資が大きいゲーム性で、波の荒いタイプですのでコイン粗利率を低く設定してもしっかりと粗利は確保できます。

本機に続くヒット機種の6号機が未だ登場していない現状において、本機だけが増台されていきます。
しかし、運用方法を誤ると市場台数が増える今後においては、リゼロといえども、稼働し続けるとは言えない時期が迫っています。
6号機で大ヒットした本機を大切に使うことが、6号機ファンを増やす礎になるのではないでしょうか。
パジリスク絆や30パイ機種のように6年使うつもりで取り組め、ば結果は自ずと付いてくると確信しています。
ファンキースリー講師
人気の記事
新着記事
アーカイブ