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2021-10-05
投稿者
  
涌嶋 士郎
  
~その129~6号機ノーマル1種2種混合タイプの役割と可能性について!

皆さん、こんにちは!

いつもご覧いただきありがとうございます。

ワクワクランドの涌嶋士郎です。

今回は6号機唯一の1種2種混合のノーマルタイプ『ハイハイシオサイ2』を考察してみようと思います。

シリーズ前作のハイハイシオサイと比較して改善されたポイントがいくつかあります。

設定が5段階から6段階に変更となりました。
前作の設定⑤はBR比率が約1:2でRBの出現率が高いことから設定判別が容易で且つ設定④が非搭載だったので偶数示唆が出た場合、設定②or⑥しかなく設定運用の難しさが浮き彫りとなりました。

今作では設定⑤のBR比率が約2:1と逆転している点はユーザー視点に立つと嬉しいスペックとなっています。

そして設定⑤のボーナス合成確率は設定①と同じ約1/99となっている点が本機を運用する上で重要なポイントになりそうです。

ハイシオ2設定①

BB確率:1/195
RB確率:1/204
合成確率:約1/99

ハイシオ2設定⑤

BB確率:1/148
RB確率:1/297
合成確率:約1/99


※設定①と設定⑤を同時に投入し、同じIN枚数到達時のボーナス回数を計算してみます。

仮に1,500ゲーム経過時では設定①、⑤ともにBR合計で約15.2回ボーナスに当選します。
※1500÷99=15.15

設定①のBB当選回数を算出するためにBB比率を求めます

※99÷195=0.507

約0.51×15.2=7.75

★BB当選回数:約7.8回

設定①のRB当選回数を算出するためにRB比率を求めます

※99÷204=0.485

約0.49×15.2=7.44

★RB当選回数:約7.4回

設定⑤のBB当選回数を算出するためにBB比率を求めます

※99÷148=0.668

約0.67×15.2=10.18

★BB当選回数:約10.2回

設定⑤のRB当選回数を算出するためにRB比率を求めます

※99÷297=0.333

約0.33×15.2=5.01

★RB当選回数:約5.0回

■ボーナス当選回数

設定①
BB:約7.8回
RB:約7.4回

設定⑤
BB:約10.2回
RB:約5.0回

設定①と⑤のボーナス出現回数を一見すると、なんとなく設定判別が出来そうにも思えますが、実際は多少なりともブレの発生が想定されるので上記のようなデータとなるケースは稀なので設定判別は容易ではないと思います。

設定⑤以外の全設定(①②③④⑥)ではボーナス比率が概ね約1:1となっていて、全設定ともにボーナスの合成確率に大差がなく、元々の確率が軽いため起伏に富んだスランプグラフの出現が予測されます。

【ボーナス合成確率】

設定①:1/99
設定②:1/97
設定③:1/94
設定④:1/91
設定⑤:1/99
設定⑥:1/83

つまり、ボーナス確率(比率)に従順に反応するケースと相反するケースが頻繁に出現すると想定されます。

よって同じ合成確率(1/99)の設定①と⑤を同時に投入しても設定判別は困難であり、他の設定を混ぜると、さらに多種多様な出方が出現することで尚更、設定判別は困難をきたすと考えられます!
この点はユーザーにとってもホールにとってもプラスに働くのではないでしょうか!?

さらに獲得枚数とベースの相関関係を考察してみると

■BB獲得枚数:194枚
■RB獲得枚数:102枚
■平均獲得枚数:約149枚(設定①)
■ベース:32.3G(設定①)

★ボーナス初当りまでにかかる金額:3,065円

★平均獲得枚数で遊技できるゲーム数:約96G(約3,000円)

設定①では約3,000円の出入りが繰り返されながら、確率のブレによって時にはハマり、時には激しい連チャンが発生するシーンが目に浮かびます。

AT機に例えるのなら100G以内の天国モードを往き来しながら特化ゾーンを待つといった感じでしょうか!?

直近のAT機のトレンドはこのような仕様が多く、ユーザーの支持も上々のようです。

1種限定BBの代表作であるジャグラーやハナハナとは一線を画すノーマルタイプの新しいカテゴリー創出の為にも設定運用はとても重要な役割となります。

全国データの初週の数値など気にすることなく、自店のユーザーの反応、動向に目を配りながら徹底して訴求し続けることが新しい可能性を創造・成長させることに繋がるのではないでしょうか。
ファンキースリー講師
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