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2020-10-27
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その80~今後『パチンコ運用が重要!』だからこそ・・・

お久しぶりです。<パチンコ担当>のTKCの髙橋です。

今や『スロット6号機の先行きに不安』とも言われ、今後の店舗営業には『パチンコの運用が重要』とも言われている昨今。そこで、【パチンコ運用の基本】とは何か?・・・について、一度掘り下げてみたいと思います。

■最初に、スロットとパチンコの<当りと演出の違い>について。
・【当りの仕組み】について
<スロット>は・・・ほぼ毎ゲーム、常に「何かの当りの抽選」をしている。
<パチンコ>は・・・大当り以外は「全て、ただのハズレ結果」となる。
つまり、<スロット>では「子役の抽選」も「リプレイの抽選」も「ボーナスの抽選」も含めて、『当りの示唆、又は制御する演出となる』。しかし<パチンコ>は、大当り確定以外は、所詮『ただのハズレ演出に過ぎない』。

よって、基本的に【スロットの演出とパチンコの演出は異なる】訳で、「S⇒P」・「P⇒S」の演出転用・移行等は『そもそも無理がある』訳で、液晶演出を重視した機種の場合、その点は意識して機種評価をすると良いでしょう。

■次に、パチンコビジネスの<手段と目的の勘違い>について。
【営業の運用】とは、『粗利を捻出する事』であり、その為に「売上が必要」であり、その売上を作るのが「集客と稼働」と言う事になる。
つまり「稼働」も「売上」も、【台粗利と捻出するための手段】であって、【目的では無い】事を理解して頂きたいと思います。

いわゆる「稼働重視」と言う言葉は、耳触りが良い話ですが、『それが目的になっている』と、パチンコビジネスの最重要な【利益構築】を忘れてしまう事になりますね(汗)

■そして、パチンコとスロットの<粗利構築の違い>について
【粗利構築】の為には【遊技機の運用思考】が必須となり、その【遊技機の運用】とは、即ち『出玉率のコントロールとなる』訳です。

スロットの場合は、単に「設定毎の出玉率のバランスで成り立つ」ので、最大でも【6つのコントロール】で良い。
ですが、パチンコの場合は<入賞口が(最低)5つ>あり、更に<一つの入賞口に3段階程度>のバランスが求められ、結果(最低)【243通りのコントロールの思考】が必要となる訳です。

上記<5つの入賞口>とは・・・
(1)通常時の「スタート入賞口」
(2)通常時の「一般入賞口」
(3)大当り時の「アタッカー入賞口」
(4)大当り間の「電チュー入賞口」
(5)大当り間の「賞球のある入賞口」・・・です。

この内、現在のパチンコ機の場合、(3)と(4)は『ほとんど考えなくて良い』状況で、今は(1)と(2)と(5)の組み合わせだけで、パチンコの出玉率は変動する事となります。


この【3つの入賞口】次第で、パチンコの出玉率が変動する訳で、大きく言うならば、今後の【パチンコ営業=パチンコ店の存続】は、『パチンコ機1台1台の、それぞれの3つの入賞口次第で大きく変わる』と言う事になります。

■最後に・・・
私は、セミナー等で『いつも申し上げている』事があります。
私の講座は・・・今の営業粗利にプラス『1店舗で「年間1千万円」稼がせます!』と。
根拠は超簡単!(※パチンコ=300台設置として)
「玉粗利たった1銭」=「台粗利100円」=「1日3万円」=「月90万円」=「年間1080万円」ですから(笑

なんだぁ・・・『それなら、誰でも出来るさ!』と思うんですよねぇ。
ところが、なかなか難しい話で、現実『それが出来れば苦労しない』と嘆く事になっているのではないでしょうか?
特にl今後も【遊タイム】の搭載機が目白押しとなると、更にこの【3つの入賞口】運用は、最需要課題となる事でしょう。
ファンキースリー講師
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