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2021-05-25
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その110~<PAぱちんこ仮面ライダー轟音 LIGHT>を考察する。
皆様、「色々と・・・」お疲れ様です。<フダポス~パチンコ担当>の【TKC髙橋】です。

最近、パチンコのスペック表記(表現)で、一部『困っている』事がありまして、『さてどうしたものか?』と悩んでまして、ぜに皆さんと一緒にちょいと考察してみたいと思う次第です(汗)

■<PAぱちんこ仮面ライダー轟音 LIGHT>と言う機種がある。
【確変=5%だけ】なのに、【継続率=70%】と言うスペックなのだが、「そこだけ」を聞くと『何か変だなぁ~』と思ってしまう。そしてそれが、一般的ユーザーの心境でもあり、ホール導入前にスペックを把握していない多数派ユーザーの<打つ動機>が削がれる事に繋がる訳ですね。

この機種の場合、非確変の当り(95%)に対して、いわゆる「電サポ時短」が付加される訳だが、その回数が「120回転」と言う回数であり、その状態を【ショッカー殲滅RUSH】と呼ぶ事になる。
つまり、一応RUSHとは呼ぶものの、『特賞確率は「1/99.9」のままで、電サポ付120回転で抽選する』と言う、言わば古き「確変の無い現金機」時代に遡った様なスペックでもある。
そして、その120回転の引き戻し連チャン率が「70%」と言う訳だ。

■パチンコで、最近多く見られる【出玉特化ゾーン】の存在。
そもそも『パチンコに【特化ゾーン】は必要なのか?』と言う疑問はあるが、全部の機種スペックが<海物語>のようではつまらない事でしょう。よって片や『「高連チャンスペック」も支持されている』状況もあります。
しかし【特化ゾーン】の出玉性能は高いものの、そもそも突入率は当然の様に低くなり、誰もが体験できる訳では無い。その結果・・・
『どうせ特化ゾーンには突入しない』と言う諦め感や、一度体感したものの『もう体感したらいいや』と言う早逃げに繋がる可能性は否定できない。

コレは、『自分にも、いつでもチャンスがある』と言う公平感では無く、『特化ゾーンに突入しなければ勝てない』と言う現実論が、そのスペックから客足を遠ざけてしまう可能性が高くなります。

先の<PAぱちんこ仮面ライダー轟音 LIGHT>にも多聞に漏れずこの【出玉特化ゾーン(強チャッカー発動)】が存在しており・・・
「大当り」⇒(電サポ中に)「再度大当り」⇒その時「5%の確変を引く」⇒「強チャッカー発動」(特図②抽選)・・・と言う流れであり、ある意味「5%待ち」のゲーム性になる。

■では【TKCの機種評価】はどうなのか?
【集客貢献力】・・・★★★★☆(「KYORAKU」のブランド力は偉大)
【稼働貢献力】・・・★★★★☆(常に「電サポ=120回」は稼働安定)
【粗利貢献力】・・・★★★☆☆(100%分岐S=5.6回(B=17%)となる)
【売上貢献力】・・・★★☆☆☆(電サポ稼働時間の占有率が高い)
【資産貢献力】・・・★★★☆☆(高くても30万円前後と推測)

懸念に一つに【スピード感】と言う観点がある。
疾走する「仮面ライダー」と言うコンテンツと、「時短=120回(SA=25)」と言う演出が『マッチングしているのか?』と言う疑問はある。

確実に『稼働を確保できる』スペックだけに、コンテンツとのアンバランス感は、正直『ちょっと残念』でもある(汗)
ファンキースリー講師
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