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2023-12-26
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その242~3月の【ラッキートリガー】を語ってみる
【ファンキースリーコラム】~2023年ラスト投稿となりました。
2023年は『どんな1年だったのでしょうか?』

「新台が不作の年だった」のでしょうか?
「新台の稼働貢献が好調だった」のでしょうか?
「売上が、昨対100%超えた」のでしょうか?
「粗利構築は計画通りだった」のでしょうか?
さておき、『振り返る事は多し』な1年だった様な気がしています。

そんな1年を振り返りつつも、既に【3月のパチンコ新機種】の選択~契約のタイミングに突入しました。
年内に決める事は決めて、次のステップに入る時期になりますので、今回のコラムは、【3月のラッキートリガー搭載新機種】について、<まとめ>&<寸評>を記してみたいと思います。

■【ラッキートリガー】と言うキーワード
現在「日工組内規」として規制している【総量規制】と言う言葉がある。
いわゆる、最高出玉獲得状態での「期待出玉の最高値」と考えて良い数値であり、現在は【6,400個まで】となっている。
それに対して、今年規制緩和策と採り、【同=9,600個まで】となった訳ですね(一定の条件はあり)。
要は、いわゆるRUSH突入時の払出し出玉が、現状から『あと3,200個増やせる』事になった訳です。

これは「射幸性を上げる」事に繋がるのか?と聞かれれば・・・
『その可能性はある』と答える事になる。
更に付け加えるならば、『遊技性も変わる』とも言えるでしょう。

■「射幸性が上がる」事に対しての賛否両論。
射幸性が上がる可能性に対して、【一定の条件】を課している。
それが「特賞確率分母=200未満」としており、いわゆる「当り確率下限は1/199.9まで」と制限されている。

しかし・・・
『一撃出玉が【12,600個(払い出し)】まで可能』となると、賛否両論の声も上がる訳だが、それは極論過ぎる思考でもある。

つまり・・・
全てのパチンコ機がそうなる訳でも無く、一部の機種で搭載可能と言う事であり、現状では1/319もミドル機には搭載も出来ないし、例えばライトミドル機に全て搭載する義務も無い。
あくまでも、『ユーザーの機種選択肢が広る』と言う事に過ぎない。

■その上で、3月リリース予定の機種のおさらい。
12月現在で【8機種】がエントリーされている。

<以下、「高射幸性機」に分類>
①P緋弾のアリア~緋緋神降臨~LT搭載 FSZ(藤商事)
②P LT OVERPACHINKO-ME(サンセイR&D)
③Pこの素晴らしい世界に祝福を! LT3(豊丸産業)
④P真座頭市物語(現在は仮名)(ニューギン)

<以下、「甘デジ系機種」に分類>
⑤P天才バカボン7~福神スペック LHT-JH(ディ・ライト)
⑥P北斗の拳 強敵 LT(サミー)
⑦P GⅠ優駿倶楽部2 HT(コナミ)

<以下、「一撃確定」スペックに分類>
⑧Pファンキードクター H(マルホン工業)

以上、8機種の分類には「私感としての判断」ではあるが、『概ね、こんな感じ?』に分類されると思います。
※スペック詳細等は、以下アドレスを参考にしてみて下さいませ。
http://www.tkc-g.jp/Model/machine_2024_03.pdf

■この【ラッキートリガー】ムーブに乗って良いのか?
私個人の考え方としては、基本的に『乗った方が良い』と言うスタンスです。
但し、闇雲に機種選択する訳にも行かないし、何でも良いと言う訳にも行かない

と言う事で、その【選択肢】として・・・
(1)コンテンツ力を優先する。
 ⇒新しいコンテンツとしての鮮度
 ⇒機種コンテンツ名の知名度・人気度

(2)スペックを優先する。
 ⇒「図柄揃い」と言う演出での実質的確率
 ⇒上位RUSHに突入しなくても遊べる遊技性
 ⇒ラッキートリガーの体験頻度

(3)低確率状態での面白さを求める。
 ⇒「回せるスペック」と言うユーザー視点
 ⇒損益分岐点スタート値の確認(想定B値・有効S値・千円S値)
 ⇒試打しての感想は、出来るだけ大人数で意見交換を

『何を選ぶか?』と言う時に、『何を基軸として選ぶのか?』を明確にしておいた方が良い。
その思考は結果的に・・・
 ⇒『どういう費用対効果を求めるのか?』
 ⇒『何機種・何台必要なのか?』
 ⇒『実際に、どう運用するのか?』
の答えになっているから・・・です。

■まとめ
ユーザー側は【ラッキートリガー】と言う呼称・スペック等には、一部のコアファンを除いて、まだまだ馴染みが無い。
下手をすれば、ホール側ですらその呼称・スペック等の理解は浅い可能性をも感じます。

しかし、良かれ悪しかれ「日工組が作ったムーブメントの一つ」として、『利用するのか?』『無視するのか?』は、それこそホールさん次第でもある。

「年末年始営業」が終わり、次の「GW営業」までの【中間地点の3月】。
現在低迷気味と言われるパチンコにおいて、『次はどう展開するべきなのか?』を考えて止まない年末です。
ファンキースリー講師
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