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2023-07-11
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その218~2023年・前半戦を振り返り、後半戦へ望む!
7月に入り、全国的に「梅雨明け宣言」と共に『本格的な夏がやってくる』
一日の最高気温が「25℃以上の日=夏日」、「30℃以上の日=真夏日」、「35℃以上の日=猛暑日」と言うらしい。
昔から『パチンコ屋に涼みに行く』と言う小話があるが、「それもまた来店動機」と考え【来店顧客の満足度】として、個々の遊技場所の快適な環境の提供を心掛けておきたいところですね。

さて、2023年も6ヶ月間が経過し、いよいよ後半戦に突入する。
そこで【2点】ほど「現状把握」をし、検証の参考にして頂こうと思います。

■①:【店舗数の減少】(※健全化推進機構の数値参照)
「2022年1月1日」の登録店舗数は【8、551店舗】であり、「2023年1月1日」の登録店舗数は【7,782店舗】と【▲769店舗】の減少となった。

そして6ヶ月が経過した今、「7月1日」現在で「同7,412店舗」となり、【▲370店舗】の減少となっている。

無論「休業店舗も含まれる」事から実営業店舗は更に少なくなるとは思いますが、いすれにしても『2023年も昨年同様に、店舗数の減少傾向は止まっていない』現状である(悲。

この先「年末商戦」、そして「2024年7月の新札発行」を迎えるにあたってホール側の準備は必須であり、「自店舗の状況把握」「玉貸しユニット+スマートユニットの調達準備」、更には「スケジュール調整」等々、問題・課題は山積でもある(汗。
ぜひ「事前準備の一環」として、漏れの無き様にしておきたいですね。

■②:【昨年対比】をチェックしてみよう。
「前年同月」と言うキーワードをもって、1月~6月の「4パチ」「1パチ(低貸)」「20スロ」「5スロ(低貸)」それぞれのカテゴリーで、【アウト】【台売上】【台粗利】の昨年対比の表を作り、現状営業の推移を確認しておきたい。

【4Pアウト】 1月 ・・・3月 ・・・6月 
 <2022年> 7,570  7,210  7,120 ⇒1月から6月の増減率は「-5.9%」
 <2023年> 7,460  6,490  5,530 ⇒1月から6月の増減率は「-25.9%」
(月増減率)(-1.5%)(-10.0%)(-22.3%)

【20Sアウト】 1月 ・・・3月 ・・・6月 
 <2022年> 4,820  4,140  4,050 ⇒1月から6月の増減率は「-16.0%」
 <2023年> 5,300  4,960  5,130 ⇒1月から6月の増減率は「-3.2%」
(月増減率)(+9.9%)(+19.8%)(+26.7%)

上記は「一例」として算出してみましたが、この数字を見るだけでも明らかに『パチンコの落ち込みが大きい』『スロットは上昇傾向にある』とも言えるでしょう。
同様な形式で、【台売上】【台粗利】を一覧化する事で、『今&後半戦にすべき事は何か?』の指標になると思います。

■【強みの強化】or【弱みの補足】
『上昇傾向になるスロットに注力し、更に強化して年末商戦を迎えるのか?』
『下降傾向になるパチンコに注力し、下げ止め戦略を試みるのか?』

法人毎、店舗毎に「その戦略は異なる」かと思いますが、昨年から始まった「スマート遊技機」も含めて、『昨今の【遊技機依存】の度合いは増している』傾向は否定出来ません。
ザックリ言えば・・・『人気台をいっぱい導入すれば、業績は上がる』と言う事になっている現実も否定出来ません。

無論、運用上での精査は必要ですが、重要な事は『玉を出し過ぎるな!』と言う事が重要です。
【遊技機依存】度が高い状況では、その「遊技機の購入・取り揃え」が重要なポイントになります。
そして、その「遊技機の購入」には『必ずコストが掛かる』と言う事であり、ユーザーが打ちたい・触りたい台を取り揃える為には、やはり「会社(店舗)として必要な粗利構築」が絶対論となってしまいます。(そんな事は分かっているわいっ!)

■<まとめ>
このコラムを読んで頂けているホール様は、現在生き残っているホール様であり、今年も来年も「生き残れるホール」様だと信じています。
しかし、来年も『遊技機に、設備にと、コストアップが想定されます』
その為にも、今ある現状・立ち位置を把握し、2023年後半戦への足掛かりとして頂きたいと心から願うところです。
ファンキースリー講師
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