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2020-09-08
投稿者
  
武内 臣介
  
~その73~機種の価値提案を早急に!
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。

今年は新型コロナによって本当に月日が流れるのが速いと感じています。
特に4月以降はホール様も大変な状況の中、店舗休業や休業明けの店舗環境変化、そして未だに戻りきらないお客様へと取組みや、戻ったお客様への来店促進など、日々業務に向き合ってがんばっている状況です。
そして、旧規則機の撤去が延長されましたが、今年も残すところ4か月となり、特にスロットの高射幸性遊技機の撤去が迫っています。
ホール様においては、自店の撤去時期と撤去機種は把握されていると思いますが、新台や中古の導入や相場がどのようになるかの仮説を立てて準備するためにも、はじめに差し迫った年末までの全国撤去台数について触れたいと思います。

まず、高射幸性遊技機ですが、大きなところでは10月頭(東京都)に『パチスロ黄門ちゃま喝D1』が【約13,600台】、11月中旬(東京都)に『ミリオンゴッド-神々の凱旋-BD』が【約64,800台】あります。
この2機種だけでも【約78,400台】です。
次に、細かい機種が残っており【約5,200台】ほどあるので、年末までの撤去台数は約83,600台です。
これに加えて、本来であれば5月20日以前に撤去されているべき機種が設置されており、それが【約1,200台】あるので、これも加えると【約84,800台】で、ざっくりと【85,000台】の高射幸性機撤去となります。
次に、設置期限が延長された沖ドキの台数が【約49,000台】と、青ハナビが約20,000台あるので、12月までの合計撤去台数は【約154,000台】ということになります。

既に9月の入替計画は終わっているとして、10月からの3か月で月間平均で約55,000台の撤去になります。
ホール様や法人様によって、抱えている台数や資金事情などが異なるので、今後の対策は異なりますが、①パチンコ増台のスロット減台 ②新台を減らして中古スロットで代替 ③スロットコーナーの板張り ④中古を多数導入して低貸コーナーの拡大・・・・・などなど、粗利確保の視点でもどうするか迷うところです。

このような状況で私が心配することが一つあります。
それは『撤去離反』というもので、これは今年から来年にかけて、スロットの問題だけでなくパチンコでも起こりうることです。
そもそも、お客様はパチンコやスロットを打ちに行くとき、ワクワクする機種や好きな機種があるからこそ、その機種を朝や仕事帰りに想像して『行きたくなるという』来店動機につながります。
ワクワクする機種や好きだった機種が自分のレパートリーから無くなると、それでもしばらくは来店してくれますが、好きな機種というレパートリーが見つからないと徐々に「つまらなくなった」という気持ちになり来店動機の低下を招きます。
自ら好きな機種を探してくれる顧客層は大丈夫ですが、そもそも月に1~5回以下での来店頻度のお客様は、なかなか次の好きな機種を探す時間もありません。

そこで、とにかくフダポス会員の皆様は既に機種訴求のツールがあるので、今からでも『機種の価値提案』を台上のPOPだけでなく、コーナー作りやカテゴリー提案『短時間遊技でも楽しい』『夜からでも楽しめる』『目押しが苦手でも楽しめる』・・・などのポスターなども活用して実施して、“好きな機種が無くなることで起こる撤去離反”の回避と、ワクワクする機種のレパートリー作りを強化していくことが重要です。
お客様はレパートリーの中から相対評価で機種選択します。
旧規則機が残っている現状では、旧規則機がレパートリーのお客様は新規則機に興味が湧いていないのでレパートリーにしていませんが、「この機種が無くなったら次は○○を打とう」と思ってもらうことを目指してお店では機種の価値提案をしていく必要があります。

まずは直近の約154,000台の撤去の中で、自店がどれくらい設置していて、粗利も踏まえてどのような対策をしていくか?
2021年1月まで撤去機種を含めると、『アイムジャグラーEX-KT』が約33,000台あるので、合計で約187,000台という、先々のことも考えていく必要があります。
いずれにしても、ファンを減らさない、増やすためにも機種の価値提案という施策は、今後は更に重要になってきます。




●このコラムで書いている内容の土台となる考え方は、『パチンコホール専門のランチェスター戦略』『差別化価値を作るコト視点の価値づくり』『増客プロセス設計で現場力を高める』という3つのカリキュラムになります。
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