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2020-08-11
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その69~とりあえず【サラリーマン番長】の撤去問題
お久しぶりです。いつもは<パチンコ担当>のTKCの髙橋です。
ですが、今回は<行政関連>について触れてみたいと思います。

・・・で、テーマですが『8月10日で、遂に日本中から撤去となる』ハズの【高射幸性機・押忍!サラリーマン番長 俺に日本は狭すぎるA9】に関する騒動を検証しておこうと思います。

◆騒動の発端は、【5月20日】の「国家公安委員会の規則改正」から始まった。
この規則改正によって『遊技機の検定・認定日まで設置可能』となっている【経過措置が1年延長となった】事。つまり現実的には『検定・認定満了日が、法的に1年延長となった』事になる。これにより、問題の【スロット高射幸性機】も、法的には『1年の設置延長が可能』となった事になる。
しかし、そう簡単な話にはならなかった(汗)

◆ココで問題となったのが、【パチンコ・パチスロ産業21世紀会】の決議である。
ご存じの通り、業界14団体をまとめて称して【21世紀会】と呼ばれるモノだが、その団体決議において、パチンコ・パチスロの撤去日程等が検討・決議され、現実的にホールからは「21世紀会ルールを遵守する【誓約書】が提出される」事となった。
現在、誓約書の提出率は、「全国ホールの98%」となっており、『完全100%提出には至ってはいない』現実もあるが、されとて【最大の問題】が、【スロット高射幸性機の撤去】問題になる。

◆【スロット高射幸性機】の設置期限は『従前の認定満了日まで』で、それ以後は撤去。
現在問題となっている【サラリーマン番長】であるが、全国の最終設置は【東京都】になる。
ちなみに、「11日午前3時」現在の「P-WORLD」調べでは、「特殊な認定満了日となっている大阪府」を除くと【全国=209店舗」の残存となっており、肝心な【東京都】は「掲載=96店舗】となっている。11日中には「消し忘れ」も掲載消去となるだろうが、されとて『0店舗にはならない』と想定される。(汗)

◆コレが、『どれほどの問題なのか?』と言うと、「メチャ大問題」でもある。
実は先だって<神奈川県>の認定切れ満了日が【7月21日】だった。しかしその日を過ぎても『一部の店舗が営業を続けている』事が発覚した。問題はその店舗が『ホール団体・日遊協の会長の店舗だった』事にある。
その結果【計画的撤去計画の混乱についてお詫び】として、「7月30日付け」にて、【会長職を辞する】事にまで発展した。つまり、「スロット高射幸性機の撤去」は、それほどに【重要な業界の使命】であり、それは【警察行政との重要な約束】でもあった。

◆さてこの先、<サラリーマン番長>の完全撤去が行われない場合はどうなる?
まず、少なくとも【撤去の誓約書】を警察に提出したホールは、先ずは【警察からの助言】を受ける事となるでしょう。(※警察庁は、日遊協での行政講話で、そう述べている)
また、「誓約書を提出していないホール」においても、「警察からそれなりの助言を受ける」事となる可能性は高い。

いずれにしても、その先「11月」には【ミリオンゴッド-神々の凱旋-BD】(=推定約6万台)の撤去、更に【CR大海物語】(=推定約8万台)の撤去問題もあり、いずれにせよ現在の【サラリーマン番長】の完全撤去に向けて、あらためて「21世紀会」の判断・決議が気になるところである。
何はともあれ、『早期に、100%完全撤去になる』事を望むところである。
ファンキースリー講師
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