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2019-12-24
投稿者
  
武内 臣介
  
~その36~ フダポスでスタッフ教育
こんにちは!リスペクトマインドの武内臣介です。

多くの地域でバジリスク絆とハーデスが撤去になりました。
来年は、本格的な旧規則機の全撤去となり、これから大きな問題となるのが『粗利の低下』になると想像できます。

『粗利の低下』が起こる原因としては、稼動の低下や粗利の取れる機種の減少などがありますが、私が思う点としては【ストック系機種の減少】が一番重要な原因になると思っています。

ストック系機種とは、スロットのストックとは違います。
簡単に言えば、長期的に機種ファンがいて、検定3年間や認定含めて6年間の長期稼動する機種がストック系機種です。
マーケティングでは、フローシェア(年間の販売シェア)と、ストックシェア(設置シェア)に分けて自社の状況を把握します。
メーカーであれば、年間の全メーカー販売数が100万台だったとき、自社が10万台を販売したなら、販売シェアは10%。全国設置台数が400満台で、現在自社の設置台数が20万台であれば、設置シェアは5%となります。
ホールにおける『ストック系機種』は、ファンがしっかりとついており、安定して粗利を確保してくれる機種という傾向があります。
低貸しコーナーで動く機種もストック系の機種として扱うことができます。
このような機種が検定や認定切れにより外れていく際、代替の機種がすぐにストック系の機種になればいいのですが、新しい機種をお客様が好きになるまでには多少時間がかかります。
新しい機種の【勝ち体験・当り体験・他の人の出玉体験・良いウワサの体験】など、自分にとって継続して打ちたくなる体験を重ね、その結果ファンが増えればストック系機種になっていきます。
逆に、フロー系の機種は今までも数多くあり、なかなかストック系の機種になるのは大きな壁がありますが、それでも入替予算が豊富にあるお店以外は、“機種の育成”に力を入れて、出来る限り機種ファンを増やす取組みが粗利低下に対する施策になります。

機種にファンをつける“機種の育成”に関しては、フダポスがとても有効に活用できます。
台上のスペックPOPや大当りフローを活用してお客様が好きそうな機種を提案するのは当然として、スタッフの皆様がお客様の台選びや台探しをフォローすることも必要です。
検定・認定切れの撤去に置いては、粗利の低下も問題ですが、『撤去離反』も起こります。
好きな機種が無くなると、お店にいく動機や遊技動機が低下していきます。
以前よりも楽しくなくなると、徐々にお店に行く回数が減少して、そのうち離反してしまいます。
そうならないためにも、新機種シートで基本的なスペックを学び、大当りプローPOPで機種の当り方やポイントを学ぶ。
お客様が普段から好んで打つ機種が撤去の際は、1ヶ月くらい前から「もうすぐ外れるのですが、次はどの機種を打ちますか?」などの声掛けをしながら、お客様の好みに合いそうな機種を提案する。

フダポスサイトは、単なるPOPやポスターを提供するだけのものではありません。
活用次第で、他社とは違う機種教育(私たちの商売としては重要な)や、プロモーションの教育も可能です。
来年に向けて、ぜひフルに活かして参りましょう!



●このコラムで書いている内容の土台となる考え方は、『パチンコホール専門のランチェスター戦略』『差別化価値を作るコト視点の価値づくり』『増客プロセス設計で現場力を高める』という3つのカリキュラムになります。
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