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2019-08-06
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その16~新台を・・・「買うリスク」と「買わないリスク」
お久しぶりです。<パチンコ担当>・TKCの髙橋です。

さて今回は、新台を「買うリスク」と「買わないリスク」と言う概念を考えつつ<10月の特徴的な2機種>について検証してみたいと思います。

そもそも論としての・・・「買うリスク」と「買わないリスク」とは?
【新機種を買う】と言う事は、先ずは『お金を投資する』と言うリスクを負う。
それに対する「リターン」は、【集客と稼働】を当初の目標として、最終目的は「遊技機代金を回収」し、更なる「粗利構築を上積みする」
それは『どんな機種でも同じ事』なのだが、抱える問題は『機種によってその【費用対効果】が変わる』と言う事ですね。

■【PAスーパー海物語INジャパン2 with太鼓の達人】
キーポイントとなる「機種特徴」
スペック詳細は、<CFY専用・機種評価>を参照して頂くとして・・・
・正統な【ミドルの継続コンテンツ】である事。
  ⇒従来のP機<甘海>おける「過去のリメイク版」と比較するのは間違い。
・【オリジナリティ】の演出は不可欠。
  ⇒「太鼓の達人」としての専用演出がある事は、稼働維持に貢献してくれる。
・「ジャンプアップボーナス」の存在。
  ⇒基本的には不要。ただ『出現比率が低い』ので出現のインパクトは大きい。
・「ST仕様」から「確変ループ仕様」に変化している。
  ⇒出玉の安定を求めた結果だが、『甘海のスタンダードでは無い』事に懸念。
・100回時短含む「時短振分が無い」事は不安材料。
  ⇒33回転の固定型は。上記「出玉の安定感」を求めた結果になる。
・「ヘソ=3個賞球」としての「低ベース」仕様。
  ⇒通常ベースの下限値は「24%」。新規則機で最低数値となる。

「買うリスク」と「買わないリスク」
この機種において優先すべきは思考は【買わないリスク】を考える事になるが、
①「全国35万台」と言われる「CR甘海シリーズ機種」がはあるが、その全ては1年半後の「2021年1月」を以って全台撤去となる。
その時の対応を『今から考慮するのか?』それとも『その時に考えるのか?』
将来的は「代替機のリリースはある」と思うが、リメイク版の可能性も高い。
無論「この機種の増産はある」と思われるが、それもまだまだ未定ではある。

もう一方で、『であるならば・・・』と言う前提で、資産価値としての中古流通も考えておきたいところです。仮に『中古価格が下がらない』のであれば、「投資リスク」は劇的に低くなる事になる。

■【Pトキオブラック 4500V1】
キーポイントとなる「機種特徴」
スペック詳細は、<CFY専用・機種評価>を参照して頂くとして・・・
・ハネモノタイプの顔をした、実は「役物一撃系」機種である。
  ⇒「ハネモノの1機種」と扱うのか?「一撃系の1機種」と扱うのか?
・特賞確率は、「フル役物」抽選の「約1/87」で、「出玉=4,500個」。
  ⇒役物抽選なので、「回る・回らない」と言う評価にはならない。
・ホールの実運用は、明らかに「一撃系スペック」としての運用となる。
  ⇒「売上貢献」は高く、「粗利貢献」は自由自在となる。

「買うリスク」と「買わないリスク」
この機種においての重要なポイントは、『トキオと言う「ハネモノ」なのか?』それとも『トキオの顔をした「一撃系」機種なのか?』の問題になる。
そして、それにおいて『お客様の感覚とホールの感覚が違う』場合のリスクになる。
つまり、お客様は「ハネモノだと思って打ちに来た」のに『騙された』と思ったら、『機種稼働もホールの信用も失う』可能性すらある。特に前機種の<CRトキオスペシャルV1(玉単価=0.6円)>の、現状での稼働貢献力は高い。
導入の際には、『ハネモノの旧トキオとは違う』事を、事前に伝えておく必要性を感じる。
少なくとも、「買って嫌われる」と言うリスク事だけは避けておきたいこころ。


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