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2022-10-11
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その179~パチンコ「年末年始の機種選択」はどう評価されるのか?
10月の3連休も終わって、ホール営業は「11月の新台入替」戦線を想定する事となります。
そして併せて、【12月の新機種査定】のリミットを迎えるタイミングとなります。

昨年の「年末年始」の【パチンコ・新機種】を振り返ると・・・
「旧規則機の撤去」問題もあり、一気にビッグコンテンツ投入となりましたが、結果的には<12月のエヴァ15>・<1月のRe:ゼロ鬼がかり>の2機種が飛び抜けての好成績を収める形となりました。

『あれから1年・・・』
さて、今年の12月の新機種のラインナップはどうでしょうか?
「ピックアップ1機種」を中心に検証してみたいと思います。

■新機種選択の中心は『当然、ミドルスペックに』。
投入された【コンテンツ力】×スペックによる【出玉性能】を考慮すれば、ユーザーに対する【集客貢献力】は、おのずとミドルスペックの選択と成らざるを得ない。

リリース状況を、ザックリまとめてみよう。
【特賞確率=1/319】×【1種2種混合】と言う、現在の王道系の機種として・・・
「P聖闘士星矢5超流星(2スペック)」「P銀河鉄道999」、「Pもっとあぶない刑事319」、「Pゴッドイーター荒神Ver」の『4機種がエントリー』。
同じ確率帯でも、オーソドックスは【確変スペック】として、「Pネオモンスターハウス(MXL)」があります。
更に「特異なスペック」として・・・
【セットものに近い転落形式】として「PダイナマイトキングEX」。
【潜伏確変&遊タイムRUSH】の変則スペックとして、「Pぱちんこアズールレーン」があります。
結果的には・・・ミドルスペックとしては【総計=7シリーズ(8型式)】がリリース予定となりました。

■集客力に直結する【機種名(コンテンツ)】分類。
・まず【スペック追加】機種として。
⇒「Pもっとあぶない刑事319」と「Pゴッドイーター荒神Ver」の2機種となる。
・次に【シリーズ機種】として。
⇒「聖闘士星矢」「銀河鉄道999」「ダイナマイトキング」「モンスターハウス」の4機種となる。
・最後に【新コンテンツ】として。
⇒「アズールレーン」の1機種がある。

■そこで【注目機種】となる「アズールレーン」に触れておきたいと思う。
通常遊技中が「潜伏確変中」と言う難解なスペックであり、「通常時の確率=1/41」×「RUSH突入率=8.2%」であり、実質的な【RUSH突入確率】は「1/499.9」と言う事になる。

また、出玉(T1Y)に関しては、アタッカーは全て「3カウント」である。
そして【右アタッカー】は特徴的な「階段式アタッカー」の仕様により『カウントオーバー入賞が発生』し、1Rのアタッカー入賞は「概ね6個入賞」となる。

そして【遊タイム突入=136回転】と言うスペックに因り、「RUSH中は通常確率状態」を利用し、「86回転時短(右打ち)」+「引き戻しゾーン(左打ち)=50回転」を消化した際の「RUSH連チャン」を作っている。

ココで、この機種において一つ注意しておきたい事がある。
それがパチンコの歴史史上初の【コンプリー機能】の搭載機種である事。
「出玉性能と高めたスペックである」事は、この「コンプリート機能」の発生率をさらに高める事になる。
よって、ホール現場では、その事をスタッフ全員に周知させ、その対応(対ユーザー)を模索しておく必要がある。
導入検討しているホールは、このコンプリート機能において、【画面表示の在り方】及び【機能クリアの方法】の詳細確認は必須となり、その上で【ユーザーへのアナウンスの方法】は重要な課題となる。

そしてこれは、その後(2023年以後)の<スマートパチンコ>への運用の布石となります。

■まとめ
まだ、この先の【1月のパチンコ】の詳細は確認出来ていない(噂程度の話だけ)。
昨年の経験から、『パチンコの集客・稼働・粗利は、新機種の選択次第で大きく変動する』事は周知の通りで小しょう。

スロットは「6.5号機が好調」と言われるが、それも数機種に絞られており、その台数シェアは極めて小さい。
無論「スマスロ」においても、成功の是否は『ユーザー評価次第』であり、『完全に不透明である』事には変わりは無い現実。

その上で、『やっぱりパチンコ頼みになる』事は、「火を見るより明らか」と言わざるを得ない。
「機種数」「設置台数」を含め、今年の年末~来年年始も、まだまだ【ホール営業のパチンコ依存】は大きく変わる事は無いでしょう。
ファンキースリー講師
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