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2022-03-29
投稿者
  
髙橋 正人
  
~その151~【Pダンまち】を検証する。
もうあれから「2年」。このコラム掲載の日「3月29日」は【志村けんさんの命日】となります。
今思えば、【コロナ禍】において、「2020年5月」には全国「パチンコ店の休業要請」が発出した事もありました。もう間もなく『あれから2年が経つ』時期になったのですね。(ホント、皆さん、よく頑張った・・・シミジミ)

さてさて、そんな苦難を乗り越えた「2022年5月8日週」。
<SANKYO>から、【PフィーバーダンまちF】がリリースされます。
【機械評価】として、賛否両論が渦巻く中、<5月のピックアップ機種>として、ココで「多角的な評価」をしてみたいと思います。

■【スペック概要】の確認を。
<仕様概要>・・・「確変ループ」「遊タイム非搭載」「通常時8個保留」
<大当り確率>・・・「通常時=1/319.7」「高確率=1/59.0」
<賞球数>・・・「ヘソ=2&2」(ハズレ穴=3)「アタッカー=15」「他穴=3&5」
<確変突入&継続率」・・・「75%」(次回大当り確定)
<通常大当り後時短>・・・「特図①=100回転」「特図②=120回転」
<大当り出玉>・・・「4R=600個」「6R=900個」「8R=1,200個」「10R=1,500個」

■【ホール実運用】上での詳細確認を。
<出玉性能>・・・「平均TY=6,043個」「モードTY=7,257個」
<出玉スピード>・・・「時速=20,000個」
<SA値>・・・「確変確定演出中=50回」「ゴールドラッシュ中=30回」
<販売台数>・・・(現在)12,000台予定
<出玉率100%分岐S>・・・「S1=6.10」「有効S=4.05回」

■【導入の是否】について。
『買う』『買わない』の判断としては?
 ⇒結果的には『買い!必須!』となります。
『適正と思われる台数は?』
 ⇒極論的には『買えるだけ』※月予算の範囲で(汗)

■【購入・導入の理由と根拠】について。
キーワードとしてあるのが、【集客貢献力】と【稼働貢献力】と【粗利貢献力】と【売上貢献力】と【資産貢献力】の「5つの要素」。

その内、『買うべき』と言う根拠となるのが【集客貢献力】になります。
①:メーカー【SANKYO】と言う「ブランド力&注目度」。
②:【アニメ・ダンまち】と言う「コンテンツ力」。
③:現在【5月のハイミドル機】が「1機種しかない」と言う現状。
④その1機種が【変わったスペック】であると言うユーザーの興味。
それらを統合した【話題性】から、ユーザーからの『一度は打ってみたい』『見てみたい』と言う【来店動機】はトップクラスであり、それが高い【集客貢献力】に繋がると思われ、『導入必須!』と言う結論に至ります。

■【未来の稼働予測】について。
(1)先ずは【初動稼働】についての検証として、「全国平均アウト=52,000個」の可能性について検証してみます。

この機種の最大の特徴として、「有効S=4.0回」での運用が求められます。
そして「保留0個・1個」状態での「図柄停止秒数」は「約23秒」となっていますが、通常時は「特図①+特図②」の「8個保留仕様」となっています。
この事から、通常時の【時間アウト】が『5,200個程度まで上がるのでは?』と言う数値を想定してみますと・・・

現在、パチンコ機の「時間アウト」は、概ね「4,500発前後」と言われています。その機種が「お客様が10時間の着座」の場合、「アウト=45,000個」となります。
しかし、仮に「時間アウト=5,200個」となった場合、その機種の平均アウトは『52,000個になる』と言う結果に。

(2)続く【稼働貢献週】についての検証
簡単に言うと・・・『それなりにリスクを抱えるスペックである』事は否めません(汗)
但しそれは、【大当りするまで】と言う条件下になる。「大当りした時の出玉感」は・・・
●初当り時<確変当りは次回大当り保証>&<通常当りでも100回時短付>&<10R(1,500個)当り=50%>と言う【安定した出玉(=持ち玉)】
●RUSH突入時は、4R当りの比率は「38%⇒26%」に減少するものの、10R(1,500個)当りの「比率=50%」は変化なし。
・・・と、『初当りの安定した出玉の体感を重視した』スペックとなっています。

最大の懸念材料は、【有効S=4.0回】と言う回転率が、『初当りまでの「投資金額」と「投資時間」を、共に「1.5倍」程度増える』事です。
当然ながら、「ヘソ入賞スランプ」と「実S穴入賞のスランプ」を加味するならば、ユーザーが『全然回らない(涙)』と言う体感する可能性も否定できません(汗)

<総評>
(1)導入(購入)に関しては、集客貢献力評価から『導入必須』。
(2)初動アウトの数値の確認と、その数値の理由の後日検証。
(3)リスクを抱えたスペック・仕様である事の周知と確認。
(4)稼働低下の際の下落スピードと、粗利構築のバランス。
(5)近未来の中古転売への意思と、そのタイミングの検証。

・・・導入に向けて、『以上の検証・検討を忘れずに』
ファンキースリー講師
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