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2021-04-20
投稿者
  
涌嶋 士郎
  
~その105~有利区間が3,000Gまで延びることによるメリットを考察!

いつもご覧いただきありがとうございます。

ワクワクランド涌嶋士郎です。

今回は、内規改正によって有利区間の上限が1500Gから3000Gまで延長されることでのメリットについて考証してみます。

①既存の有利区間1500Gでは天井が700Gを超えてATが発動する場合、純増3.0枚以下の機種では有利区間を完走した場合2400枚獲得することは不可能となっています。

但し、有利区間が3000Gまで延びることで純増3.0枚以下の機種は、ほぼどこからでも2400枚獲得が可能となりそうです。

②5号機沖ドキのように基本的にボーナス当選を契機に上位モードへの移行抽選が行われ、モード転落抽選は一切なく、連チャンモードへ突入するまで打ち続けたとしてもしっかりと2400枚獲得できる機種の開発が有利区間が延びることで作りやすくなりそうです。

③既存6号機で天井が近い機種は初当り確率も軽い反面、出玉性能もショボく、低TYのタイプが多かったようです。
逆に天井が遠い機種は基本的に初当り確率も重いけれど、高TYのタイプが多かったようですが“無抽選区間”に近いゾーンが存在することで自力感に乏しい機種も多く存在しました。
しかし有利区間が3000Gに延びたことで天井の遠近に関係なく一撃性のある機種の開発も可能ではないかと推測してみました。

有利区間の上限が3000Gまで延びることで保通協の型式試験の中でも1600Gで出玉上限150%未満の出玉試験がクローズアップされます。

つまり
1600G(IN 4800枚)の150%(OUT 7200枚)未満=差枚数2400枚未満であるならば型式試験は適合となります。

保通協試験ではリプレイは0枚INの0枚OUTでカウントするのでその分を差し引きます。

リプレイ確率を1/7.3でカウントした場合

2400÷7.3=約329

2400-329=2071

実際には【差枚数:2071枚】を超えなければ型式試験は適合となります。

例えば、G数管理のモードタイプ機種の場合

■純増:3.0枚
■ベース:30G
■天井:600G

天井到達→2万円(-1000枚)

天井600G到達でAT発動!1000GでAT終了した場合、3.0枚×1000Gとなり一撃で3000枚の獲得となります。

投資枚数:-1000枚
獲得枚数:+3000枚
差し引き:+2000枚

上記2071枚以下なのでこのような機種は型式試験適合可能といえます。

他に下記の2パターンも参照

■純増:3.8枚
■ベース:35G
■天井770G

天井到達→2.2万円(-1100枚)

天井770G到達でAT発動!
830GでAT終了した場合、3.8枚×830Gとなり一撃で3154枚の獲得となります。

投資枚数:-1100枚
獲得枚数:+3154枚
差し引き:+2054枚

2054枚<2071枚となりOK!

■純増:5.5枚
■ベース:40G
■天井:1000G

天井到達→2.5万円(-1250枚)

天井1000G到達でAT発動!
600GでAT終了した場合、5.5枚×600Gとなり一撃で3300枚の獲得となります。

投資枚数:-1250枚
獲得枚数:+3300枚
差し引き:+2050枚

2050枚<2071枚となりOK!

このように純増枚数・ベース・モード天井をいくつか組み合わせることで様々なパターンのAT機の開発も可能ではないでしょうか!?

短時間出玉試験に抵触するケースとして想定されるのは純増枚数が3.1枚を超えた場合です。
但し、複数のモード天井を用意した上で完走確定のモードを確率的に巧く組み入れることができれば高純増AT機でも短時間出玉試験をクリアすることは可能ではないでしょうか!?

いずれにしても有利区間が3000Gに延びることでのデメリットは一切生じないので今後の低ベース×低純増(3枚前後)×有利区間3000Gの新6.1号機の登場が現在低迷しているパチスロ業界を好転に向ける第一歩になると期待しています。
さらに、近い将来(今年の9月以降!?)このゲーム数規制自体が完全廃止となり『メダルレス遊技機』から実施していく方向との発表があったことでパチスロの【ゲーム性のさらなる向上】に大いに期待が持てると確信しています。
ファンキースリー講師
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